ローカル局に触手 囁かれる麻生元首相の思惑
2010年1月4日に投票された福岡市長選において、地元テレビ局のRKB毎日放送のある”報道姿勢”
が物議をかもした。
「投票前に候補者の討論番組を放送したが、候補者8人のうち、何故か6人しか出演させなかった」。
討論会の存在すら知らなかったと驚く候補者・内海昭徳氏がRKBに抗議すると、「スペースの都合」と返答があったが、
地元政界はまったく別の見方だ。
「市長に当選した高島宗一郎を全面的に支えていた麻生太郎の”力”が働いたのではと話題になった。
なにせRKBの大株主だから」(地元県議)
自主制作番組も多く「九州民放の雄」と呼ばれるRKBの株を「麻生財閥」の中核企業
「株式会社麻生」が前触れも無く大量買いを始めたのは07年春。
毎日放送、毎日新聞社に告ぐ第3位の大株主になった。
麻生氏が福田康夫と自民党総裁選を戦い、総理の座に後一歩という時期だったので
「メディア戦略の一環か」という憶測が流れた。
09年ごろに疑惑は再燃する。昨今の不況で地方テレビの製作現場には派遣スタッフが溢れているが、
その大部分が「麻生グループ」の人材派遣会社「アソウ・ヒューマニーセンター」から来ている。
「時にはスタジオスタッフの8割を占める事もあり、現実問題として”アソウ”の力なくして番組は作れない」状態で、
現場スタッフを手中に収めたのも同然だったからだ。
くすぶり続ける疑惑に、「あながち荒唐無稽な話ではない」と自民党福岡県連関係者が重い口を開く。
「麻生は福岡に麻生王国を作りたい。麻生グループで件の経済を握っているし、
高島新市長を誕生させた事で市政への影響力を手にした。残るは選挙で空中戦を仕掛けるマスコミがほしいというのは自然の流れだろう」
弱体化しているメディアの現場に麻生マネーが浸透しつつあるのは間違いないようだ。
ダイヤモンド1・15「新聞・テレビ 勝者なき消耗戦」
TBS系地方局オワタ┌(^o^)┘オワタ | ミ (^o^)ノ オワタ 三 ┌(^o^)┘オワタ ┘
返信する